- 2016-9-27
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台風が運んできた暖かい空気で夏のような気温が続いていますが、星空の方はすっかり季節も変わり、朝方には冬の星座も見えるようになっています。
冬の星座と言えば、三ツ星を四つの星で取り囲んだオリオン座ですが、三ツ星の下あたりに「縦三ツ星」と言われる星が見えます。 その名前の通り肉眼で見ると縦に三つの星が並んでいるように見えるのですが、望遠レンズで見るともっといっぱい星があって、しかも真ん中あたりには美しいオリオン大星雲があるのがわかります。
(2016年9月27日撮影、望遠200mm、トリミング)
鳥が羽根を広げた形とも言われますが、私はどちらかと言えばクリオネに見えます。^^;
さて、オリオン座の下の方、南の地平線辺りには、南半球で一番明るい星、カノープスがそろそろ見えそうなのですが…
残念ながら今日は地平線近くに雲があって見えませんでした。晴れていれば矢印の辺りに赤い星が見えます。
実際には青い星なのですが、日本から見ると地平線ぎりぎりなので夕日や朝日と同じ原理で赤く見えます。
中国では南極老人星と言われ、見ることができると寿命が延びるおめでたい星だそうです。奈良の宇陀では古来「源五郎星」、三輪では「源助星」と呼ばれるそうですが、由来ははっきりしません。
なかなか見えないことからファンも多くて関東では房総半島の南端まで観測に出かける人も多いのだそうですよ。