- 2019-6-17
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
昨日は、農村に古くから伝わる伝統行事「虫送り」が各地で行われました。奈良県の北東部でもいくつかの集落で続けられていますが、こちらは、奈良市の小倉観音寺で行われている「虫供養」と「田の虫送り」です。
お目当ての松明は、午後7時過ぎ頃からなので、明るいうちに周辺を散策しました。この辺りは自然がいっぱい残っていて、今の時期は、コアジサイやらササユリも普通に咲いていますね。夜になるとホタルも舞いますが、ほぼ満月なのと昨日通過した低気圧の影響で気温が下がっているので、今夜はちょっと無理かな…
虫送りは、各地によって色々とやり方が異なるそうですね。この辺りでは、松明を持った地域の大人や子供が虫送りの歌を歌いながら、集落の境界線まで練り歩きます。最後は町外れで松明を重ねて燃やします。
上の写真は、15秒の露光で撮ったものを比較明合成で重ね合わせています。もうあと10分くらいスタートが遅ければ、1枚撮りもできるんですが、ちょっと空が明るすぎるので苦労します。^^;
こちらは、反対側から撮っているので、画面の中央辺りに観音寺が見えています。(長秒時露光なので人の姿は流れて消えてしまいます。)虫送りは、2010年に小豆島で撮影された映画「八日目の蝉」の劇中で再現されたことから全国的にも知られるようになりました。地域によっては、実施日も若干異なるので、まだこれからというところもありそうです。