今朝は絶景オーロラ雲海(その2)

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今朝は絶景オーロラ雲海(その1)  の続きです。


だんだんと明るくなってきましたが、いつもに比べるとこの日は何だか妙な空の色です。雲が少なくて大きな焼けは無いのですが、薄い雲があるからなのか東の空全体が赤く、普通にホワイトバランスを昼光にして写真に撮ると画面の中が紫色ばかりになります。上の写真は、見た目に近くなるように紫色を抑えて調整しています。
この時間になると空の明るさが地上に比べてかなり明るくなってくるので、普通に撮ると空の部分だけ白飛びしてしまうかも知れません。上部だけ減光するハーフND(グラデーション)フィルターを使う手もありますが、変な色が着いてしまうことがあるので、上の写真では、露光中の一定時間だけ黒い厚紙でレンズの上半分を覆う方法(所謂、紙技:カミワザ)を使って撮影しています。
画面中央を水平に横切る黄緑色の帯は、天満台のメインストリート沿いにある水銀灯の灯りです。水銀灯や蛍光灯は赤色の成分が少ないので写真に撮ると黄緑色に写り「緑被り」と言って嫌われる事が多いのですが、鳥見山からの景色では良い仕事をしてくれます(^^)!

さて、この時間帯までは、カメラマン3人だけで独占していた見晴台ですが、そろそろ人が増えてきました。


こちらは南側、榛原中心部と伊那佐山です。秋に見られることが多い表面のはっきりしたフォトジェニックな雲海になっています。ただ、残念なことに初冬は、南東方向にある高い山々に阻まれて、この辺りに低い角度から赤い陽光が当たることはありません。


もう少しカメラを右に振ると奥の方に宇陀松山城跡の城山(上の写真の中央、上の方)が雲海に浮かんでいるのが見えてきます。手前の滝雲も良い感じですね。シャッター速度を落として撮っています。

さて、ここ数日は気温が上昇していますが、早朝、鳥見山の登山道は凍結している日もあります。車(タイヤなど)の冬装備や登山の装備(服装、靴)にもご注意ください。また、最低気温が氷点下になると雲海が発生することは少なくなりますので、気温が低すぎる時は無理をせずに春の雲海シーズンを楽しみに待ちましょう。(^^)

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