- 2019-9-10
- ブログカテゴリー: 行ってきました!。
馬見丘陵公園の中央エリアで白いヒガンバナが見頃です。場所は、中央口から入って公園館を通り過ぎて直ぐに右に曲がり、右手にあじさい園やスイレンの池がある場所であじさい園とは反対側の左手の東屋の横です。
これは、最近あちこちで見かけるようになった種類で、シロバナと言うものの実際は薄い黄色で、普通の赤い彼岸花よりも少し花の大きさが大きいように見えます。一説ではこれはコヒガンバナとショウキズイセン(黄色)の雑種なのだそうです。
そう言えば、昔から田んぼなどで時たま見かけるシロバナは、こんなに黄色っぽくはなくて大きさも普通です。(部分的に赤い色が残っていたりもします。)そっちの方は、赤いヒガンバナの変種か、土壌や農薬の影響による変異なのかもしれません。
ここには少ししかありませんでしたが、これも最近、庭園や観光地でよく見かけるようになった黄色いヒガンバナ、ショウキズイセンです。
これはピンクのヒガンバナ? 「ネリネ」という種類のようですが、形もだいぶ違うし、これも彼岸花って呼んじゃうとちょっと行き過ぎのような… ヒガンバナ科の植物ではあるようですが(^^;)
早咲きのコヒガンバナはまだツボミもあるのに白化してしまったものも多くなりました。コヒガンバナは種でも増えるので、親と子でも性質が異なる可能性があり、日本のヒガンバナの様に一斉には咲きにくいのかも知れません。
日本の(古い時代に大陸から渡ってきた)ヒガンバナは三倍体と言って球根でしか増えません。そのために遺伝子が全部同じなのだそうで、ソメイヨシノと同じように同一環境下では一斉に咲いて一斉に枯れます。こんなに園芸種が増えてしまうと「彼岸に咲くヒガンバナ」じゃ無くなってしまいそう(^^;)