沈下橋の菜の花

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菜の花(セイヨウカラシナ※)が満開の大和川、斑鳩町と河合町に架かる沈下橋(沈み橋、潜水橋)として知られる大城橋に行ってきました。ここは、JR大和路線の車窓(王寺駅から法隆寺駅に向かって右側)からも見えるのでご覧になった方も多いでしょう。看板に書いてあるように斑鳩町側が特に低くなっていて、川の増水時には水面下に沈み込みます。


水面からの高さは低いのですが、欄干、手すりが無いので徒歩で渡るのもちょっと怖い感じです。もともとは農機具などを対岸の畑に移動させるための橋だったと聞きます。


(※車のナンバーは画像処理で加工してあります)
この周辺は、地元の方の生活道路であると同時に幹線道路のう回路として利用されているのか、結構交通量が多いのですが、大城橋も思った以上に車の往来が多く、軽自動車だけでなく普通車も対向待ちの列を作っていたりします。


菜の花自体は、王寺町辺りの方が面積が広いのですが、ここも絵になりますね。場所は、近鉄田原本線の大輪田駅から徒歩で5分(500m)ほどですが、最短距離で住宅街の路地に入りこむとちょっと迷うかもしれません。時計回りで集落の外側を回った方がわかりやすいでしょう。

※セイヨウカラシナと聞くと外来種が日本の在来種を駆逐して繁殖しているという環境破壊の構図を連想してしまいますが、このケースは、ちょっと違うような気がします。もともとアブラナ、カラシナ(さらに小松菜、チンゲン菜、白菜、キャベツ、ザーサイ…)などのアブラナ属は、人間が食料として持ち込んで昔から散々利用してきた植物です。セイヨウカラシナは、どちらかと言えば、カラシナの原種に近いのだそうで、しかも近くにアブラナの畑などがあると簡単に交雑してしまうそうです。
見方を変えれば、人間の手を離れて野菜から野草に戻りつつある…とも言えるのでは? ^^;

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